和泉三月をアイドルにしてくれた貴方へ
※例のごとく長い&ほんのちょっとだけラビチャのネタバレ含みます
和泉三月をアイドルにしてくれた貴方へ。
どうしてもお礼が言いたくて、でも直接お手紙にするには愛が重すぎて、そしてこんなすごかったんだよ!って色んな人に伝えたくて、ブログに書くことにしました。
和泉三月。
アイドリッシュセブンのムードメーカーで、誰よりもアイドルに憧れ、ひたむきに目指し、夢を叶えた、キラキラ輝く男の子。私は彼の、明るくて努力家で、いつだって一生懸命なところが大好きになった。気付けば推しになってた。ソロ曲を聴いて泣いたし、そのカードのラビチャを読んでまた泣いた。「ファンの子達が、三月くんみたいに頑張るって言ってくれて、嬉しいけど、みんな、もう頑張ってんだもん!」(意訳)って言ってくれる三月、ソロ曲の候補全部聴いてから選定に臨む三月。優しくて男前な彼のことが、もっともっと好きになっていた。
そんな彼を演じているのは、代永翼さん。正直なところ、声優オタだった(今もやや抜け出せてないけど)私が代永さんの演じるキャラにハマるのは、生まれて初めてだった。どちらかと言えば、あざとく可愛いキャラクターを演じることが多い彼。代永さんのことは好きだったし、他の作品でも上手いなあ、イベントトーク面白いなあとは思っていたけど、キャラにハマっていなかったから、それだけだった。あ、あと某ラジオで本当に某Kさんの彼女みたいだった。わかる人にはわかる話。
でも、三月を好きになって、改めて実感したことがある。それは、彼はどんなキャラクターでも全力で演じ、愛していること。実際に代永さんのツイートを見ると、自分のキャラクターの誕生日には「代永が演じさせていただいている」という前置きをしたり、そのキャラクターへの感謝の言葉とともに、お祝いの言葉を呟いている。キャラクターを本当に大事にしているのが伝わってくるのだ。それは三月も同じだった。実際に代永さんが今年の三月の誕生日に呟いた言葉を見てほしい。
https://twitter.com/numanumakapa/status/969825785992298496
多分代永さんは、自分が演じるキャラクターの一番の理解者なんだと思う。勿論他の方もそうなんだろうけど、代永さんはそれが言葉の端々に顕著に出るタイプだと、勝手に思っている。そんな訳で私は三月のファンになると同時に、代永さんのファンになった。某サンリオのキャラクターソングが出た時に「ういんぐwwww」とか笑っててごめん。もうういんぐとか呼べないわ。
だから、ライブが決まった時、絶対絶対行きたいって思った。声優オタとしても正直楽しみだったけど、それ以上に『代永さんが演じる三月』に生で会いたかった。仕事の都合で、2日目しか現地には行けないかもしれない。それでも、何としてでも2日目だけでも行きたかった。仲良しのフォロワーさん(もはや友達なのでこれ以降友達って書きます)と一緒に円盤先行で申し込みをして、当選結果が出る前から、オレンジの小物を揃え始めた。当たりますようにって毎日祈りながら、仕事も家事も頑張った。
結果、私だけが当選した。友達2人は落選して、私だけが。当たった。席がご用意された。夢みたいだった。きっとアイナナの世界線でも、ゼロアリーナ公演のチケット戦争に身を投じたファンは同じような心境だったに違いない。
そこからはもう、準備一直線だった。オレンジのガウチョ、オレンジのスニーカー、オレンジの鞄、オレンジのピアス、オレンジ色のリボン付きの麦わら帽子、オレンジ色の文字盤のスポーツウォッチ、オレンジのアイライナーとアイシャドウ。とにかく三月の色を身につけたくて、通販を駆使して揃えた。ネイルすらもビジュアル衣装モチーフでデザインをネイリストさんと考え、仕上げてもらった。その間も、代永さんはリハの様子をツイートしてくれた。小物がオレンジだったりして、ああ同じ(?)ことしてるなと嬉しくなった。
そんなこんなで迎えたライブ1日目の前日の金曜日、奇跡が起こった。確実にあると思っていた土曜日の出勤がなくなったのだ。ご褒美だと思って、急いでライビュのチケットを探した。幸いお譲りいただけることになったため、急遽1日目はライビュ参戦することができた。あまりにも語彙力が失われていくので割愛するが、「ライブビューイングのみんなも元気かー!?」と声をかけてくれた代永さんは、三月だった。三月そのものだった。泣いて泣いて、ああ私は明日同じ場所に立てるんだ、そう思ったらまた涙が出た。
そして、2日目当日。
1日目にも参戦した友達から聞かされていた事前情報で、知ってはいた。けれど疑っていた。アリーナだということすらも、チケットを何度も確認してようやく本当なんだと実感できたくらいなのに、疑わないはずがない。それでもやっぱり、彼女たちが言っていたことは真実だった。
花道の真横。
それが私たちにご用意された席だった。
ちょうど歌詞モニターのすぐ横で、センターステージはやや見にくいものの、モニターのおかげで多くのキャスト陣が一度足を止めるであろう、良席通り越して神席だった。「一番花道に近い端っこの席座りなよ」友達はそう言った。嬉しいどころか震えた。ただでさえ始まる前から緊張して、どうしよう始まっちゃう!と思っていたのに、花道の真横なんてとんでもなかった。
けれど、容赦なくライブは始まる。震えが止まらないながらも、初っ端から、ものすごく興奮した。彼らはアイドリッシュセブンとして生きていて、歌い、踊っていた。代永さんは相変わらず『三月』だった。誰よりもファンに応え、誰よりも掛け声も煽り、キラキラした笑顔を振りまく、私が大好きな三月がそこにいた。ふとした言葉が、三月でしかなかった。涙なのか汗なのか分からないぐちゃぐちゃの顔で、私はオレンジ色のペンライトを振った。
終始楽しかったライブの中で、私が本当に嬉しくて嬉しくて仕方なかった瞬間が2回ある。一番って言いたいけど甲乙つけがたいから2つ言わせて欲しい。
まず一つ目。『PARTY TIME TOGETHER』で三月が私達の目の前の花道に来てくれた時のことだ。私は、材料が足りないながらも、ジャニオタ時代の微々たる能力を駆使して、欲望溢れるうちわを作ってきていた。
↓現物(こうして見ると手作り感半端ないな)
三月にファンサされるなら、どんなのが嬉しいだろう?と考えた結果作ったうちわだった。アピールするなら今だ!と必死に「三月〜〜!」と名前を呼んで、ペンライトとうちわを振った。タイミングよく、私の方を向いた三月は、にかっと笑った。そして。
投げキッス、からの、手をひらりと振って、ウインク。
間違いない。私のうちわを見て、ファンサを送ってくれたのだ。そう気づいたコンマ数秒、私はあらぬ声で叫び、泣いていた。ウインクをしてくれたことは勿論、私のうちわを見てくれて、それに『三月が』応えてくれたことが、ものすごく嬉しかった。多分、三月は全部のうちわに反応してくれる。そんな妄想が、たしかに叶った瞬間だった。その後も色んなポーズをしていたから、私の妄想は間違いじゃなかったんだと思う。『和泉三月は神ファンサ』、真実だった。
そして2つ目は、最後の挨拶の時の代永さんの言葉だ。
「多分、和泉三月はいま、幸せだと思います」
目に涙をいっぱいに溜めて、汗が〜〜なんて言いながら誤魔化して、そうして紡がれたこの言葉に、私の涙腺は完全に壊れた。アイドルに憧れ続けた三月。嫌われたくないと1人で泣いた三月。だけど一生懸命な彼に惹かれたファン達が、オレンジ色のペンライトの海を作って三月を照らしている。その中での、代永さんのこの言葉。『アイドルの三月』としてステージ上で生きていてくれたからこその発言だったと思う。三月が幸せなら、私も幸せだった。泣きそうな代永さんを見守るメンバーも含めて、あの光景は本当に本当に幸せだった。三月を好きで、良かった。
長くなってしまったけれど、言いたいことがあります。
代永翼さん。
和泉三月を演じてくれて、愛してくれて、ありがとう。
広い意味では、貴方が和泉三月をアイドルにしてくれたと言っても過言ではないと思っています。
和泉三月を演じているのが、貴方で良かった。
ステージ上で、和泉三月は生きていました。
感謝しかありません。本当にありがとうございます。
これからも私は和泉三月を、代永翼さんを応援し続けます。
いつかまた、和泉三月を生きる代永さんを、オレンジ色のペンライトの海で照らせる日が来ますように。
ありがとう、三月。
ありがとう、代永さん。
ありがとう、アイドリッシュセブン。